昨夜…というか、今日の真夜中の3時ごろ。パン生地を仕込むために工房へ行くのに外に出たら、妙に地面が明るいので、
月明かり?
明るい・・・
と思ってよくよく見たら、
え!?
雪かよ!!
なんと、雪が積もっていた!妙に冷え込んでいたはずだ。
たくさんではないものの、踏みしめるくらいには積もっている。とはいえ、雪はもう、止みそうな気配。
仕込み開始時刻が今日も遅くなってしまい、終わったのが6時半を回る頃。この時期はもう、6時には夜が明けて、明るくなる。
工房のドアを開けて外に出ると、雪はその後間もなく止んだらしい。朝の光を浴びて、キラキラと輝いていた。
西の空には、沈んでいく月が、白く輝いている。
そして午後になる頃には、雪は跡形もなく消えて、明け方に雪が積もっていたことなどすっかり忘れてしまった。
はかないほどの、雪の花。
そうして、春の足音が、ゆっくりと近づいてくる。