風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

クリスマスの謎

 ぼーっと1週間を繰り返しているうちに、あっという間に12月も1/3が終わり、よくよくカレンダーを見たら、今年の営業も残すところあと2週。

 えっ?
 来週末はもう、クリスマス!?
 うそ〜〜〜!!!!!

と気がついて気が動転している昨今。今年もクグロフを焼くつもりでいるが、のんびりしすぎてドライフルーツの漬け込みがぎりぎりになってしまった。

 そんなこんなの月曜日。このままいつもの延長で年末になるのもなんだかなぁ・・・と、何かクリスマスっぽい飾りものを手に入れようとインターパークへ行った。
 一応言っておくと、今までこの時期になるとくどい!というくらいに書いてきているが、わたくし、中学生の頃にクリスチャンでもないのにクリスマスなんて!ふん!とひねくれて以来、我が家にはクリスマスもサンタさんも来ることはない。だいたい、クリスマスやバレンタインなど、その手のイベント自体に興味がないのだ。
 が、3週間ほど前に、妹に送ってと頼まれたものを探しに行った時に見かけて心惹かれたガラス製のクリスマスグッズが、忘れられずにいた。クリスマスはどうでもいいが、ガラス細工は子供の頃から好きなのである。3週間前のその時は買おうか買うまいかさんざん悩みに悩んで、今は節約・・・と、買うのをやめたのだったが、先週末はちょっぴり稼げた感があったので、やっぱりあれを買おうかな〜という気になって出かけたのである。
 とはいえ、いざお店に行ってみると、前回はいろいろな種類がたくさん揃って飾り箱に入っていたのに、クリスマス2週間前ともなるとさすがにもう残りはこれだけです、というくらいしか棚に置かれていない。が、幸運にもこの前見て欲しいと思っていたツリーの形のものが残っていたので、それを購入した。

 そしてもう一つ、別のお店で、フエルトでできた雪だるまとトナカイの人形を買った。
 3週間前に見た記憶は全くがないのだが、店先の、「50%OFF」のシールが張られたクリスマスグッズがまとめて置いてあるかごの片隅に倒れるように入っていたその子たちが、妙に気になった。人形に付けられていたタグには、「MADE IN NAPAL」「hand crafted felts」と書いてある。ネパールで作られたクリスマスグッズ、というところにもなぜか心惹かれる。

 う〜ん
 やっぱり この子たち 気になる・・・

最後の人形なのか、スノーマンもトナカイマン(?)も、あるのは1つずつ。そうなると、2つのどちらか一方だけを連れて帰るのも何だかかわいそうな気がして、雪だるまとトナカイ、どちらも購入してうちの子にした。
 


で、早速工房に飾った。

 やっぱり かわいい・・・

ちなみにたぶん、サンタクロースの人形もあったのではと思われるのだが、サンタさんは早々と売り切れとなったのだろう。

 やっぱり 我が家には
 サンタクロースは来ないことになっているのだな・・・

でもって、そのネパール製のフエルトの人形を見ていて、ふと思った。

 そう言えば ネパールって
 子供の頃から オレンジ色の袈裟を着て 寺院に泊まり込みで修行する
 チベット仏教の国じゃなかったっけ?

改めて調べてみるとネパールは、仏教は10%でヒンドゥ教が80%ということらしい。
 テレビで見たことのあるあの映像から、信仰心の厚い国という印象を持っていたけれど、今やネパールもそんな信仰心をかなぐり捨てて、経済発展のためにクリスマスグッズを作って輸出している、ということなのだろうか?
 ま、ひねくれものの日本人がそんなこと言えた義理じゃないけどね。
 世界を巻き込むクリスマスって、いったい何なのか?謎である。