先週金曜日の夕方
9月も中旬となったのに
まだ 蒸し暑く
オーブンを使っている工房は
なおさら 暑くなるし
そのせいか
お客さんも さっぱり来ないし
雨が降るような降らないような
すっきりしない天気と気温に
ぐったりしつつ
仕事も終わりに近づき
閉店間近の時刻に
ほうじ茶を飲みながら ぼんやりと
風通しのために開けていた 裏口から
外を眺めていたら
あれ? 虹!?
目の前に うっすらと虹が見えた
ここでは雨は降っていないのに
どこかで 雨が降っているのだろうか
幻じゃないよな と戸口に立ち
目を懲らしてもう一度見ても
やっぱり 虹だ!
虹を見つけると いつでも嬉しくなるのは
なぜだろう
考えてみれば
光はいつでも虹色なのに
プリズムを通してみなければ
七色には見えない
自分のまわりには いつでも
小さな幸せのかけらが転がっているのに
見えていないだけなのかも ね
写真を撮っている わずかな間に
虹は あっけなく薄れて
まもなく 消えてしまった
それから 3日目の今日は
すっかり秋らしい
爽やかな気候になった
体も心もようやく落ち着いて
虹を見つけにいこう!
そんな気持ちになってきた