久しぶりに、大前神社にお参りに行った。
出かける時からちょっと怪しげな雲行きだったのだけれど、神社の境内に着いたら案の定、小雨が降り出した。
神道において「雨」は、穢れを流してくれるもの とされているので、神社で雨に降られるのは悪いことではなく、むしろ、身を清めてくれるという意味合いがあると聞いたことがある。
数年前、日本語に「水に流す」という慣用句があるのは、日本が水の豊かな国だからこそ(他の国では「水」をそんな意味に使うことはない)という文章を何かで読んで、それがすごく印象に残った。
『日本人とユダヤ人』の有名な一節、「日本人は水と安全はタダと思っている」と同じくらいの衝撃力(!?)
あぜ道の脇に流れる農業用水路とか取水堰が子供の頃から好きで、今でもその景色に出会うと見入ってしまう。
その理由が、少しわかった気がした。