キジバトの物語を書いたあとに、キジバトの生態についてあらためて検索してみたら、
・デデッポッポーと鳴くのは、オス
・卵は1回に2個産む
・抱卵日数は15 - 16日。抱卵は夕方から朝までの夜間は雌、昼間は雄が行う。
・雛は孵化後、約15日で巣立つ。
ということがわかった。
なるほど。(先に調べろよ、ってな)
巣立ちできずにいた雛が落巣した翌日、デデッポッポーと鳴いていたのは、お父さんだったのだ。
父キジバトのいたところから近い電信柱に、身体の小さいキジバトが止まってこちらを見ていたので、あれが兄弟だったのだろう。
キジバトは別名ヤマバト。もともとは山岳地帯に生息していて、人里では滅多に見られなかった鳥だったのが、1960年代に都市部での銃猟が制限されるようになってからあまり人間を恐れなくなって、街路樹や建造物でも営巣するようになり、都市部でもみられるようになったのだとか。
うちの庭でもよく見かけ、フェンスの上でオスがデデッポッポーと鳴いてメスに求愛しているのも見たことがあるほど、私にとっては身近な鳥。(鳥にはまったく詳しくないけれど、キジバトは名前がわかる!)
この場所が、いつまでもその鳴き声の聞こえる環境であってほしいと願わずにはいられない。