収穫の時期が過ぎ、苗の片付けの直前に摘み放題でもってけドロボー的に収穫させてもらったという苺を、日曜日の夕方にお裾分けでいただいたので、月曜日の朝一番に苺ジャムにした。
いい具合に煮詰められた深紅のジャムを見ていたら、スコーンが食べたくなった。
スコーンとくれば紅茶となるのだが、何年も前からティーカップが欲しいと探していたのだけれど、コーヒーと兼用のカタチではなく、いかにも紅茶用のフォルムをした少しレトロな感じのものか、優美な曲線を描いたものを思い浮かべつつも、今時の食器の中にはなかなかイメージにぴったりくるものがなく、もやもやしていたところ、先週久しぶりに行ってみた古道具屋で、いかにも紅茶用の形をしたカップを発見!
ちなみにティカップとコーヒーカップの違いは、紅茶は沸騰したお湯で淹れるので、カップに注いだ時に飲みやすい温度に下がるように口が広く、かつ高さは低めにできている。
一方、コーヒーは沸騰したお湯を90℃近くまで冷まして淹れるので、カップはコーヒーが冷めにくいように細身で背を高めに作る。
古道具屋で見つけたカップは、一目で紅茶のためだけのカップ、とわかった。
聞いてみると、1960年代か70年代のものとのこと。
色にそこはかとないムラがあったり、カップとソーサーの口に金色の縁取りを入れているところもレトロ感満載で、カップの取っ手を白くしているところにもセンスを感じる。
想定外のピンクのカップだったのだけれど、ピンクの色合いも落ち着いていて、ソーサーの柄もかわいくて・・・。
その場で買うことに決めて持ち帰ったところ、築60余年の昭和の自宅に違和感なく馴染んだ。
もう、このカップとは、運命の出会いだったとしか思えなくなった(笑)
というわけで、あとはスコーンを焼けば優雅なティタイムになるはずなのだが、スコーンを作る気力が起きるまでに時間がかかりそうなので、とりあえず苺ジャムはジャムトーストでいただきます。