風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

第1段階と第2段階のあいだ

 開店してまだ1カ月経たない頃、よくパンを買いに来てくれるお向かいさんと、私のパン作りの原点でもあるカンパーニュが売れるようになったら店が軌道に乗ったと思えるかも、という話をした。
 酵母を起こしてパンを作り始め、間もなくパン屋になる!と決意したのち、自分が食べたいと思えるようなパンがどんなものなのか、というのを初めてて実感できたのが、今「カンパーニュ」として作っているものだった。何気なく思いついた配合で作ってみて見つけたものだったけれど、それを見つけられたあとからパン作りがうまくなる速度がぐんと早くなった気がする。なので、カンパーニュは、私にとってのパン作りの原点なのだ。
 そのカンパーニュ、先週末は何と、売れ残らなかった!
 しかし、全体的には1日に於けるお客様の数がまだ少なくて、売れ残りが多い。
 とはいえ、最近、カンパーニュおいしそう!と言って買っていってくれるお客さまが増えていたり、「宣伝しておいたわよ」あるいは「宣伝しておきますね」とよくいっていただいたり、毎週誰かしら、「看板がずっと気になっていて来てみた」というお客様がいらしたり、少しずつ人の繋がりが増えていっていることが実感できる。



 そんななか、今日来たお向かいさんに、



 週末に営業していて
 たとえば 行ってみたいパン屋さんに行けないとか
 ないですか?



と聞かれたので、



 行ってみたいと思うようなパン屋は
 今のところないけれど
 行きたいイベントに行けなくなったのが残念なんですよね
 今日も 本当は
 東京蚤の市に行きたかったんですよね〜



と答えたところ、



 東京蚤の市って
 いわば
 武道館でライブをするようなものでしょう?



と、かなり大胆な喩えをしてきた。



 そこに出店できたらすごいですよね。
 あれって どうやってお声がかかるんでしょうね?



という話になっていき、



 出展者からの口コミとか?



と、私が適当なことを言ったところ、



 仁平古家具店さんも出店しているんだから
 そのうちお声がかかるかもしれませんよ
 じゃあ
 カンパーニュ(が売れたら軌道にのったという第一ステージだとすれば)の次は
 東京蚤の市が目標ってことで・・・



と、さらに大胆になるお向かいさん。
 実際、わたくし、目標を決めてそこに向かっていくのが好きなのですが、それを見抜かれたのか?(笑)



 開店から、丸3か月。
 カンパーニュが売れるようになる、という一つ目の段階がクリアーできてきたとすれば、次の3か月で、毎回コンスタントにお客さまに来ていただけるようになるといいな〜。
 っていうか、その前に、今日すでに暑さで生地がダレてきて、成型がうまくいかなくなってきたのだが、

 

 これから夏に向かってエアコンなしで乗り切れるのか?



が、目下のいちばんの課題ですな。