風の通りすぎる場所@あおいベーカリー

自家製酵母のパン工房「風の通りすぎる場所@あおいベーカリー」に関するお知らせと、何気ない日常を綴っています。

エアコン考

 今週末は、気温がうなぎ上り。
 工房の厨房内は、36.5度まで上がりました。。。暑い!
 今のところ店の方針としては、エアコンを使わない方向で考えておりまして、お客さまにはご不便をおかけすることも多々あるかと思います。なにとぞご了承くださいませ。
 なぜエアコンを使いたくないか、という理由については、私自身がエアコンが苦手、夏は暑くて当たり前、ということもありますが(でも、私自身夏の暑さはとても苦手です(笑))、エアコンそのものが消費電力が高い、ということも気になります。エアコンを使わなければ、日本列島の気温は2〜3度下がるのでは?と思っていたり。



 ちょっと余談ですが、工房は2×4工法で作っており、中に断熱材を入れています。この断熱材、温度を保とうとする性質があるそうで、工房内の温度が上がると、それがかなり持続します。冬はいいのですが、このところの気温とオーブンの熱で厨房内が暑くなると、なかなかこれが冷めないということに気づきました。だから最近の家は、エアコンを入れないといけない状況に陥っているのか・・・。
 一方、築54年の日本家屋の母屋は、断熱材など一切なく、ガラス戸で囲われたすきま風の通りすぎる家。冬は寒く、夏は暑い。
 けれども、夏は障子、襖を開け放すと風が通り抜けるようにできています。特に床の間などは障子の上にもう一つ小さな障子戸が作られているため、上部も開けることが出来て、空気の通り方をうまく調節できるようになっているのですね。ま、それでも暑いことにかわりはないのですが、断熱材でこもった熱とは種類が違うということは、今回工房で体験してわかりました。
 最近の家は、建築基準法で強制排気ができるようにしないといけなくなっているそうで、そういうところでも電気使用量が増えているということですね。
 そこへもってきて、震災の原発事故。
 考えることが多いです。



 ま、それに対するささやかな抵抗を試みたい、という思いも秘かにあったりするので、工房内にエアコンをつけたくないのですが、状況よっては屈してしまうこともあるやもしれん。。。
 とりあえずこの夏は、エアコンなしでいきます。
 皆様のご理解を賜りたく、よろしくお願いいたします。