スターネットオリジナルのパンとして作ることになった「地粉の食パン」。
その無農薬の地粉(うどんなどを作る中力粉)を栽培している農家のウエノさんが、午前中、注文した小麦粉を配達に来てくれた。
初めてお会いするウエノさんは、ちょっとはにかんだようなとても優しい顔をしていて、小麦粉とふすまの袋とともに、手に何かお土産らしきものを握りしめている。なんだろう?と気になりつつ、
これは
彩りに・・・
と手渡していただいたものを見たら、なんと稲穂だった!
稲穂をしみじみと間近で見ると、とても美しい形をしている。自然の造形の妙。それも、普通のお米のものとともに黒米や赤米の稲穂も交じっていて、本当に、秋の彩りだ。
さらにウエノさんからは、
これ お手紙です・・・
とお便りまでいただいた。
その手紙は、
このたびはご縁を頂き、感謝申し上げます
と始まっていた。
最近不思議と、「縁」という言葉を相手から言われたり、自分でも使ったりしている。実は、スターネットの方々に最初にお会いした時にも、
せっかくご縁を頂いたのですから
いっしょにできることを考えていきましょう
と言っていただいている。
俳画で、一筆で描くマルのことを、「円窓(えんそう)」という。
その丸が表すものは、心の窓であったり、無限の空間である宇宙を表す意味を持っていたりする。
この縁が繋がった先に、さらに新たな世界が広がっている…ような気がする・・・