朝、パン生地の発酵具合をチェックしてから、分割、成形、焼成と息を抜く暇がなく作業を進め、時にはパンを焼きながら成型をし、時には成型をしながら接客をし、気づけばお昼を過ぎてようやくすべての成型が終えてあとはパンを焼き上げるだけ、という段階になってお客さまが途切れた2時過ぎごろ。
かりかりかりとコーヒー豆を挽いて淹れる一杯のカフェオレと、残り物のパン・・・時には焼き立てのパンを失敬して一息つく、小さなパン屋の至福のひと時。
庭の片隅に目をやれば、夏の間枯れそうになっていたミニシクラメンに葉っぱが出てきていたり、
いつの間にか草に埋もれてサフランが咲いていたり・・・
小さな幸せが、あちこちに。