会津で「ささぎ」とか「ささげ」と呼ばれている豆がある。関東で「ささげ」というと小豆の仲間だが、会津で言うところの「ささぎ」は、赤もしくは白のいんげん豆。大正金時ほど大きくなくて、使い勝手がいい。
会津にいた時にはごく普通にみかけたのに、実家に帰ってきたら、大正金時は手に入るのに、あの大きさの金時豆はついぞ見当たらない。
で、どうしても会津の「ささぎ」が食べたくなって、今日は小さな旅へ。会津と真岡を行き来してた頃に通い慣れた塩原の峠を越え、会津西街道を北上する。もう何十回(いや、もしや何百回?)通ったこの道の景色を見ていると、いろいろなことを思い出す。
特にこの時期、紅葉がピークになることも知ってのプチトリップだったのだが、塩原や会津の黄葉が本当にきれいだった。さらに、こちらは晴れていたのに、会津は小雨で、おかげでところどころで日が射すごとに、3回も虹を見た。山のふもとの集落から立ち上がって向こう側の山にかかる虹は、色鮮やかで美しい。車で走っていると、その下をくぐれそうに見えるのに、虹に近づいたと思うと逃げては消える。・・・と思ったが、もしかしたら消えたと思った瞬間に虹をくぐっていたのかも。
虹のゲートの出口は
次の虹のゲートへの入口・・・ってことか!?
なんていうことを考える。
そうして、手に入れた、ささぎ。
じゅうねん(えごま)と柿も購入。
会津で身知柿(みしらずがき)を食べて、柿ってこんなにおいしいものなのか!と、柿の認識をあらたにした。そのくらい、会津の柿はおいしかった。
今日の折り返し地点。
会津のこういう景色が好きだ。私にとっての、第二のふるさと。
私が住んでいた奥会津は、ここからまだ先なのだけれど、さらに1時間半くらいかかるので、出発が遅れ気味だった今日は行きつけなかった^ ^;)
さて、そのささぎ豆、何に使うかというと・・・今週早速、ささぎのカレーパンが登場かな〜(^_^)