強力に発泡して、今度こそ元種になってくれるだろうと期待に胸をふくらませていた、自家栽培ぶどう酵母のパンの元種。
残念ながら、今回もうまくいかなかった。。。
1回目のかけ継ぎまではうまくいったように思えたのだが、その後が続かなかった。
なぜなのか?
原因となるものもさっぱり見当が立たず、何か悪い気でも漂っているのか?あるいは、何かしら火おち菌的な刺客が忍び寄っているのか?目には見えない何かが影響しているとしか思えない。微生物の世界は、全くもって危ういものらしい。
そういえば、2年前、このパン工房を建てていた頃、建築メンバーに自家製酵母のパンの作り方を伝授していた時にも、こういう状況に陥った。酵母液を採るまではうまくいっていると思われたのに、やはり元種を作るところでうまくいかずにだれてきてしまい、自分で起こした元種でパン生地を仕込むことができないままに、3か月の工房建設期間が終わってしまった。
その時も、それ以前に作った元種が何とか使い続けられていたのでパンを作っていたけれど、今回もそれと似た状況にあるみたいだ。
まわりの様子を見てみると、どうも庭木の状態があまりよくないのが目につく。
いつも元気で病気知らずだったガクアジサイの葉に、カビのようなものが出ていたり、さび病のような症状の出た木もいくつかある。あるいは、虫に食われたあとにバクテリアにやられて病気になったように見える葉っぱも多い。
今年の9月の雨の多さのせいもあるのだろうか?
・・・などと、いろいろ探りを入れてみたところで、はっきりした原因はわからない。
何度もこういう経験をしているけれど、いまだ謎である。
なので、解決方法も?なのだ。
唯一の希望は、そうはいっても、ある日突然うまく元種が作れる日が来る。という、これも経験からくる真実。
早くその日が来てくれ〜!ここまできたら、神頼みならぬ、酵母頼みしかない。
じゃないともう、私のアイデンティティ自体が崩れ落ちそうなのである・・・。